ことばのデータ
- 全終止: ドミナント(V)→ トニック(I)。Cメジャーなら G → C
- 半終止: ドミナント(V)で止まる。Cメジャーなら G で止まる
- 偽終止: ドミナント(V)→ VIm。Cメジャーなら G → Am
- 変終止: サブドミナント(IV)→ トニック(I)。Cメジャーなら F → C
この言葉を机で確かめる → 曲が「終わった」と感じるのは、なぜ?
意味
終止(カデンツ)は、和音の流れがひと区切りつく場所の型です。いちばんよく出てくるのは、ドミナント(Cメジャーなら G)からトニック(C)へ戻る全終止で、多くの人がここで「帰ってきた」と感じます。ドミナントで止まったままにする半終止、トニックに戻ると見せて VIm(Am)に着く偽終止、サブドミナント(F)からトニックへ戻る変終止など、止め方にはいくつかの型があり、それぞれ名前がついています。
日常の言い方に置きかえると
窓の外へ出かけた住人が、机の上の自分の席に帰ってくる場所です。全終止は玄関から家に入る感じ、半終止は玄関の前で立ち止まった感じ、偽終止は隣の家に入ってしまった感じ、と言い換えると近いかもしれません。
近いことば
- トニック・ドミナント・サブドミナント — 終止をつくる3つの役割。
- コード進行 — 終止は進行の区切りに現れる。
- キー(調) — 「帰る場所」を決めているもの。
同じ全終止でも、テンポや音の高さ、前後の流れによって「帰ってきた」感じの強さは変わります。型は目安で、感じ方は文脈で変わります。
- 参考: Open Music Theory「Cadences」
- この記事の音は、ブラウザの中で合成しています。楽曲の録音や外部サービスは使っていません。